Chazen Japan Tripはコロンビアビジネススクールの公式な行事として毎年春に教授とMBA学生約40名を連れて約1週間程度日本を代表する企業を訪問したり日本の文化を紹介したりする研修プログラムです。私はこのトリップのオーガナイザーを2年連続したのですが、2011年はトリップの出発日が東日本大震災の1日後の3月12日であったため中止とせざる終えなかったため、2012年に晴れて2年越しの思いを乗せてトリップを企画・実施することが出来ました。ちなみに2011年のトリップ中止に至るまでの経緯に興味がある方は下記をご参照下さい。
東北地方太平洋沖地震発生に伴うジャパントリップ中止に至るまでの過程
このトリップは私のMBA生活の中でも最高の思い出となりました。11カ国から集まった40人の生徒がこのトリップを通じて最高の友人になりました。とにかく毎晩盛り上がりました。京都では舞妓を見て先斗町で飲んだり、名古屋では旅館で大宴会をしたり、東京では、SIPA(School of International and Public Affairs)との合同アルムナイイベントをしたり、NYU Stern、慶応ビジネススクール、グロービス経営大学院とMixerをしたり、最終日には屋形船で大宴会をしたりと、ほとんど全ての人が2次会3次会まで参加して、とことん皆で日本の夜を楽しみました。企業訪問においては、伝統的な日本を代表する企業であるトヨタやソニーに加えて、世界で幅広いファン層を持つジブリ、現在最も勢いのある企業の1つであるDeNAなどを訪れ、各企業のシニアと活発な議論を交わしました。切り口が鋭く個人的にとても話を聞きたかったJPモルガンのJesper Kollのプレゼンも聞くことが出来ました。観光においては、京都でお茶屋を体験したり、定番である金閣寺・清水寺・二条城を訪問したり、大相撲大阪場所を見たり、大阪の道頓堀でたこ焼きを食べたり、秋葉原でメイドカフェにひいたり、徹夜で築地に行って早朝のマグロのセリを見たりと、自分自身普段なかなかやりたくても出来ないことを思いっきり楽しむことが出来ました。日本に来たのが初めての参加者がほとんどだったので、普段気づかないようなところで、日本の素晴らしさやユニークさに気づくことが出来ました。参加者はみな心から日本を楽しんだようで、最後には名前に「さん」をつけるのが参加者の中で大ブームになっていました。
トリップから帰国後すぐに参加者から感謝のメールやコメントをもらい、その1ヵ月後に参加者を集めてリユニオンをした際に参加者から手紙とトリップの写真が入ったデジタルフォトフレームをもらいました。嬉しくて涙が出そうになった。こんなに一体感を感じことや皆の温かみを感じたことはMBA生活で一度もなかった。本当に最高の思い出です。ぜひぜひ皆さんもCBSに来た際はトリップをオーガナイズして見て下さい!(執筆者:TH, Class of 2012)
参加者の一人が制作してくれたJapan Tripのサマリービデオです。
みんなが日本を楽しんでいる様子が映像越しに伝わってくる、一生の思い出になる作品です!