在校生が受験生からしばしばご質問を受ける一般的な質問について、回答させて頂きます。
・ファイナンスを勉強する人向けの学校では?
CBSの歴史上、ファイナンスに強い学校であることは確かです。例えば、卒業生であるWarren BuffetやKKRのHenry R. Kravisに象徴されるように、Value Investing ProgramやPE Fellows Programは多くの運用会社が一目置くプログラムです。
しかし、昨今は世の中のトレンドや社会課題を常に追いかけ、新しい教授や授業を積極的に採用しています。
近年では、Sustainability/Climate、Entrepreneurship、Business Analytics、AI、FinTech/Blockchainにも力を入れています。
またニューヨークという立地を活かした、不動産、フードビジネス、Retailの授業も豊富です。
・チーム作業が少なく、競争的な、個人が主体のスクール・授業なのでは?
一部の日本人アプリカントの方がコロンビアに対してお持ちの印象として、
個人ベースで学業に勤しむ学校というものがあるようです。
しかし事実は全く異なり、ほぼ全ての授業でチームでのワーク、課題が数多く課されます。
また、クラスターの中で互いに知識・知恵を与え合う文化が強く根付いており、
コラボレーションがCBSの大原則であると言っても過言ではありません。
例えば、まだクラスメートのことをよく知らない最初の学期では、国籍、職業バックグラウンド、
性別などのダイバーシティを考慮した5人~6人のチーム(Learning Team)が指定されます。
1学期の全ての必修科目で、このLearning Teamのメンバーと課題に取り組むことになり、
ダイバーシティ溢れるグローバルチームの中でいかにプロジェクトを遂行するか、
実践的なスキルを磨ける機会になっています。
また、ニューヨークという立地を活かしたソーシャルイベントも学生主体で数多く開催されており、
学生同士のフレンドリーなコミュニケーションを促進していることもCBSの特徴と言えるでしょう。
・大学周辺が危険なのでは?
土地柄、大学周辺が危険で、女性・妻帯者には不向きという印象を持つ方がいるかもしれません。
しかし、ジュリアーニ旧市長の就任以降、ニューヨークの治安は劇的に改善されました。
実際、多くの日本人学生が家族帯同・子持ちで留学しています。
もちろんアメリカでの生活ということである程度の注意は必要ですが、むしろニューヨークであるからこそ、
コロンビア大学に限らず多くの日本人家族がニューヨークに居住しており、簡単にコミュニティと繋がり、
帯同家族も一緒にニューヨークという素晴らしい街を、楽しく、安全に、過ごすことができると言えます。
・CBSのアラムナイネットワークの大きさや活動状況は?
CBSのアラムナイネットワークは強固かつ大規模で、NYのLocationの強みと相まって、就職活動等で強みを発揮します。
CBSの卒業生経由でインターンやフルタイムのオファーが来ることも多々あります。また、CBSの卒業生は世界中で活躍してい
ることから、国際的にビジネスを行う上でも「CBSの卒業生であること」のメリットは大きなものとなります。
日本人卒業生の人数が多いことも相まって、日本国内におけるアラムナイネットワークも非常に強固です。 1970年代初めに
Columbia Business School の日本人卒業生有志により設立された Columbia Business School Club of Japanが定期的にイベン
トを開催するなど、卒業後も積極的に交流がなされています。
・クラスメートはどのようなバックグラウンドをお持ちの方が多いでしょうか?
他のビジネススクールと同様に、ファイナンス(投資銀行、 PEなど)や、コンサルバックグラウンドを持つ方が比較的多いで
す。ただし、非常に人数が多いビジネススクールであるため、テック、ヘルスケア、スタートアップ、 NPOなど、多種多様な
メンバーがいることも特徴です。
・J-Termで転職をすることは可能でしょうか?
J-Termでも転職をすることは可能であり、日本人含め多くの J-Term生が転職を行っています。サマーインターンにおいては、 J-Term生は5月~7月まで夏学期の授業がある一方で、授業の取り方を工夫することで 7月中旬以降を空けることができるため、 7月~8月の約2か月間インターンを行うことができます。秋以降の就職活動についてはFall-Term生と同じスケジュールで動く
こととなります。
・留学生比率はどのくらいか?
留学生比率は全体で 51%(学校公式)です。特に、 J-Termの留学生比率は7~8割と高い比率になっています。